AIの中身なんて専門家じゃないと分からない。作るなんて別世界。
このように思っている人いませんか。
そんなことありません。
現在はだいぶ難易度が下がり、AIづくりも身近になってきました。
簡単なものであれば、あなたのパソコンで実行できます。
それを体験してもらいたいと思い、できるだけ簡単なAIを用意しました。ぜひ体験してみてください。
この記事では、ディープラーニングを使って株価予測ができるAIを作ります。
環境の準備を見ていない人は、先にこちらを見てください。AIを作ってみよう：環境の準備から
株価予測のAI
今回作るのは「翌日の日経平均株価を予測するAI」です。
過去の日経平均株価の推移をデータに落としてAIに学習させ、翌日の日経平均株価を予測させます。
AIには大きく統計的機械学習とディープラーニングの２種類がありますが、今回はディープラーニングを使います。ディープラーニングの中でも、再帰ニューラルネットワークという種類で、データの順序を学習するAI使います。
AIの種類についてはこちらを参照してください。この分類表はあまり見かけないので貴重です。
ディープラーニングの詳しい説明はまたの機会にして、今回はできるだけ簡単に作る手順を書きます。
プログラムの仕様
今回のプログラムは以下の仕様です。
目的：過去10年間に株価がどのように動いたかを学習させれば、明日の株価を予測する。予測時は直近10日間の株価を入力する。
学習データ：2010/03/01～2019/02/14 （10年分）の日経平均株価（日単位）
予測データ：2019/02/15～28（10日間）の日経平均株価（日単位）
欲しい結果：予測データの翌日 2019/03/01 の日経平均株価
AIモデル：ディープラーニング／再帰ニューラルネットワーク／RNNモデル
それでは、実際にプログラムとデータを作り、実行していきましょう。
次の記事へ。 AIを作ってみよう：株価予測（2/4）