AIの中身なんて専門家じゃないと分からない。作るなんて別世界。
このように思っている人いませんか。
そんなことありません。
現在はだいぶ難易度が下がり、AIづくりも身近になってきました。
簡単なものであれば、あなたのパソコンで実行できます。
それを体験してもらいたいと思い、できるだけ簡単なAIを用意しました。ぜひ体験してみてください。
この記事では、統計的機械学習を使ってお酒の消費を予測するAIを作ります。
環境の準備を見ていない人は、先にこちらを見てください。AIを作ってみよう:環境の準備から
消費予測のAI
今回作るのは「天気でお酒の消費量を予測するAI」です。本当はもう少し面白い題材にしたかったのですが(ディズニーの入場者数予測など)、公開されているデータが限られているのです。
明日の天気予報を入力し、お酒がどれだけ消費されるか(1世帯あたりの金額)を予測します。
これを実現するために、過去の天気と消費量がペアになったデータをAIに学習させるというところがポイントです。
これによってAIは、明日の天気で消費量も分かるという仕組みです。
今回のAIの種類は 統計的機械学習 です。そのうち 教師あり学習という分類 の SVR というアルゴリズムを使います。
AIの種類についてはこちらを参照してください。この分類表はあまり見かけないので貴重です。 AIの種類~ありそうで無い分類表~
プログラムの仕様
今回のプログラムは以下の仕様です。
学習データ:2020/07/01~30の天気 + 1世帯あたりのお酒の消費量
予測データ:2020/07/31の天気
欲しい結果:2020/07/31のお酒の消費量
AIモデル:統計的機械学習/教師あり学習/SVRモデル
それでは、実際にプログラムとデータを作り、実行していきましょう。
次の記事へ。 AIを作ってみよう:消費予測(2/6)